丹後の夏魚
アコウの中華煮
カンパチのお刺身
豆アジの南蛮漬け
サザエの壺焼き
ソウダカツオのたたき
アジのハンバーグ
アワビのカルボナーラ
ソウハチの竜田揚げ
カワハギの煮付け
トビウオの刺身

丹後の春魚
自家製コノシロ寿司
麦イカの塩辛
ヒメのふわとろスープ
アカガレイあんかけ唐揚げ
さよりロールオーブン焼き
ハナダイのムニエル
天然ワカメで朝ごはん
サバのピリ辛ネギ挟み焼き
オキメバル一夜干し
シマカツオの味噌マヨ焼き
メバルの煮付け

  丹後の冬魚
ツバメウオの刺身
サメ料理 パート2
シロサメの料理
アンコウ鍋料理
ヤリイカのイカ墨パスタ
ウマヅラのチャンジャ風
メダイのチリソース炒め
カゴカキダイの刺身
金樽イワシ寿司
真鯛のすまし汁
エソのさつま揚げ
アマダイの一夜干し
鰆の味噌漬け
エソの酒粕汁

  丹後の秋魚
ヘダイの塩焼き
ハマチのカルパッチョ
カマスのフライ
秋イカのアーリオ・オーリオ
小あじの刺身
アマダイの酒蒸し
レンコダイの酢締め
真鯛の薄造り
イボダイの一夜干し
アイコ゜の煮つけ













































































































































































































































































































































































































































































































































































































































 

☆丹後の魚を素材に料理してみよー!の巻き  丹後の春魚の巻き


☆丹後の魚を素材に料理してみよー!の巻き  丹後の冬魚の巻き


☆丹後の魚を素材に料理してみよー!の巻き  丹後の夏魚の巻き



☆丹後のお魚を素材に料理してみよー!の巻き   ヘダイの塩焼きに挑戦!

 最近は仕事の休み日になると宮津の魚市場に足を運ぶことが多くなり、最初は知らない魚屋さんの方でも「兄ちゃん最近、良く来るな」と声を掛けてもらい、知らないうちに魚屋さんの雑談の中に混じっている自分を自身の中でちょっと驚き感じています。
 めっきり趣味となってしまった魚屋巡りをしていると、海の上で魚釣りの分野でしか見ていなかった魚達が市場の中では全然違った物に見えてくるから不思議です。「具体的に何が?」と言われると難しいのですが、まだまだ魚のことをこれっぽっちも知らない自分が改めて良く判ります。
 今回、ご紹介する魚の名前を知っていると言うオーナー様は、魚図鑑の物知り評価で「学者レベル!」になります。さらに食べたこともあるとなれば、超一流の魚通グルメでしょうか?

 材料二人分レシピ

 ヘダイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2匹

 甘酢生姜・・・・・・・・・・・・・・・・少々
 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量

 旬は秋から早春、黒鯛に良く似ていますがちょっと違う美味しい魚「ヘダイ」が今回ご紹介する魚です。
 丹後では「フェーズダイ」、「ヘズ」と呼ばれています。知名度は低く、入荷も少ないのですが値段は安い魚です。
 身の色が美しく、脂も乗ってくせのない優等生をシンプルに塩焼きで食べてみました。

口が「へ」の字に見えるからヘダイだそうです

大きさは20センチぐらいです

鰭まで丁寧に塩を振ります

甘酢生姜を添えれば完成♪
 個人的なことですが、今回の魚のご紹介でちょうど10回目となりました!あまり参考になるようなものではないと思いながらも何とか10品目作ってみました。
 次回からは冬をテーマにまた頑張ってみたいと思います!「えっ?」参考にならないからもういいですって?!・・・・・そんなこと言わずに末永くよろしくお願いします。




☆丹後のお魚を素材に料理してみよー!の巻き   ハマチのカルパッチョに挑戦!

 大きくなるにつれて名前が変わる魚は興味がないと良く判らないですよね。「ハマチの大きくなったのはメジロ?それともブリ?逆に小さいのは?」という方の為に少しご紹介。
 ツバス→ハマチ→メジロ(マルゴ)→ブリ という呼び方が関西地方で主流です。
 ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ       は主に関東地方の呼び方です。
 どちらも最終的には「ブリ」と呼ばれるようになる出世魚です。丹後の漁業でカニに次いで有名なのはこのブリ。寒ブリと言って冬の定置網で漁獲される脂の乗ったブリは珍重され、魚市場では高値で競られます。
 寒くなればなるほどに美味しくなる「ブリ」。冬の丹後へお越しの際は、カニはもちろんですが、この寒ブリのフルコースも是非、ご堪能してみてください。

 材料二人分レシピ

 ハマチ・・・・・・・・・・・・・・・・・半身

 トマト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2分の1個
 レタス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4分の1個
 黄色パプリカ・・・・・・・・・・・・・・2分の1個
 パセリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
 (ドレッシング)
 しょう油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ4
 バルサミコ酢・・・・・・・・・・・・・・小さじ2
 黒ペッパー・・・・・・・・・・・・・・・・適量
 オリーブ油・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2
 塩コショウ・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
 今回、使用する「ハマチ」はまだまだブリには

程遠い若魚君です。養殖物のはまちは脂も良く

乗っており刺身で食べても美味しいのですが、

天然物はまだまだ脂の乗りがイマイチのようで

サッパリとしています。

 サッパリとしているならカルパッチョが美味し

いだろうということで挑戦してみました。

白石、冠島周辺で良く釣れています

身は刺身よりも少し薄切りが良いと思います

お皿に綺麗に盛り付けていきます

「ハマチのカルパッチョ」の完成!
 オリジナルのドレッシングがなかなか上手くできたようで、サッパリとしたハマチの身に良く合い、非常に美味しくいただけました(*^。^*)
 皆様も是非、挑戦してみてください。




☆丹後のお魚を素材に料理してみよー!の巻き   カマスのフライに挑戦!

 回遊性のカマスが丹後の海で漁獲されるのは6月ごろから11月までです。冬になると温暖な西の海域へ移動して越冬し、初夏に再び丹後の海に戻ってくるという回遊パターンを持っていると考えられています。カマスの旬は産卵前の春と、越冬前の晩秋のふたつの時期に分けられます。どちらの時期も魚体に脂が良く乗っていて一夜干し、塩焼き、フライとどんな料理でも美味しくいただくことができ、価格も非常に安価で購入することが出来ます。
 今回の料理はカマスのフライです。極々、一般的ですが美味しくいただけ、尚且つ安い!ということからご紹介させていただきます。フライは下準備の段階で魚にパン粉を付けた状態までしておくと、それを冷凍庫でしばらく保存できるというのが便利です。あとは食べたいときにさっと揚げるだけで簡単に料理することが出来ますので、釣ってきた魚をフライにする場合は少々面倒でも帰ったらすぐにってきた人が下準備しましょう。\(^o^)/
 
 材料二人分レシピ

 カマス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5匹

 卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
 パン粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
 小麦粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
 塩コショウ・・・・・・・・・・・・・・・・適量

 キャベツ・・・・・・・・・・・・・・・・・・4分の1
 レモン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4分の1カット

5匹で120円という驚きの安価!

水分の多い魚ですから開いた後は十分に水気を取りましょう。

フライの手順は一般的な魚に塩コショウをし、小麦粉、卵、パン粉の順番です。

この段階で冷凍庫に保存すれば食べたいときにすぐ食べれますよ!(^^)!

コンガリきつね色に揚げれば完成です。

 今回のフライはシンプルな物でしたが、梅肉やシソを巻いてみたりしてもGood!だと思います。他にもこんなの巻いてみたら美味しいんじゃない?!というのがあれば是非、挑戦してみてください!
 一夜干しや塩焼きでも美味しいカマスはこれから越冬の為に丹後の海からは姿を消してしまいます。来年の春はどんな料理で食べようかなぁ・・・。




☆丹後のお魚を素材に料理してみよー!の巻き 秋イカとアスパラのアーリオ、オーリオに挑戦!

 丹後地方で獲れるイカは主にスルメイカ、ケンサキイカ、アオリイカ、ヤリイカの4種類が定番です。それぞれのイカに旬があり、今回使用する秋イカとはアオリイカのこと。アオリイカは秋が旬だということで秋イカと呼ばれています。スルメやケンサキは春から夏、ヤリイカは冬が旬です。一年を通して新鮮で美味しいイカを食べるには「旬」というのを覚えておくと良いと思います。もちろん、魚でも同じことです。
・・・(ちなみに一緒に使ったアスパラは春です(-_-;)ごめんなさい)
 アオリイカは胴長が20cmサイズです。実際に釣ってきたものを使用しました!火を通す料理なので特に新鮮でないとだめ、というわけではありません。ニンニクをみじん切りにし、鷹の爪も細かく輪切りにします。フライパンにオリーブ油を大さじ一杯、そこにニンニクと鷹の爪を入れ、香りが出てきたらイカとアスパラを加え、塩コショウで味付けして完成です。ポイントはイカとアスパラを先に湯通ししておくことです。

 材料二人分レシピ

 アオリイカ・・・・・・・・・・・・・・1杯
 アスパラ・・・・・・・・・・・・・・・・2〜3本

 ニンニク・・・・・・・・・・・・・・・1片
 鷹の爪・・・・・・・・・・・・・・・・1本

 オリーブ油・・・・・・・・・・・・・・大さじ1杯
 塩コショウ・・・・・・・・・・・・・・適量

いいサイズの秋イカが釣れました!

真ん中に包丁を入れ、内臓を取り出します。


これがイカの墨袋です。壊さないように慎重に取り除きましょう。

食べやすい大きさに切り分けます

フライパンでさっさっさっと炒めて完成!
 アーリオ・オーリオというのは「アーリオ」がにんにく、「オーリオ」が油という意味でこれらを使った料理をイタリアでは「何とかアーリオ・オーリオ」と呼ぶそうです。パスタでは良く耳にしてましたが、要はにんにくと油を使う料理の語尾みたいなものです。
「秋イカとアスパラ炒め」というより「秋イカとアスパラのアーリオ・オーリオ」のほうがちょっとかっこ良くないですか?食べるときには関係ないですが、何となく今回は名前をこだわってみました・・・(゜-゜)。




☆丹後のお魚を素材に料理してみよー!の巻き  小あじの刺身に挑戦!

 全国各地の大衆魚代表といえばこの「真アジ」ではないでしょうか?波止から簡単に釣れるサビキ釣り、ちょっと船で出れば大型も狙える真アジはマリントピアマリーナでも最も良く釣れる魚のひとつです。
お刺身、焼き魚、なめろう、南蛮漬け、フライ等々調理方法に困らないというのも大衆魚代表としての地位を築いている理由です。アジが最も美味しいのは、時期的なものでもサイズの大小でもなく、魚体が丸々と太り、色艶のあるものが脂も乗りとても美味しいと思います。

 材料二人分レシピ

 
小あじ・・・・・・・・・・・・・・・・・・5、6匹

 細ネギ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2本
 刺身しょう油・・・・・・・・・・・・・・適量

 使用するアジのサイズは小あじとして表記されていることが多い15cmぐらいのものです。「これを刺身?」っと思われるでしょうけど、実は半身を丸ごと使うこの調理は意外と料理屋さんでも良く出されるんですよ!南蛮漬けには少し大きく、塩焼きにはちょっと小さい「小あじ」を使って、今回は刺身&にぎりに調理してみました。

ヒラメ釣りのエサに使用されるサイズです・・・。(泣)

頭を落とし、内臓を取って三枚に下ろします。身が小さいので丁寧にするのがポイント!

腹骨は取りますが気になる方は中骨も抜いておきましょう

背中側に飾り包丁を入れ、細ネギを添えれば完成!オマケのにぎりも「ヘイ!おまち!」
 よく釣り人が魚を釣り上げた時に「これは刺身サイズだ!」っとなるのは魚のある程度の大きさで決まるのですが、肝心なのはその魚の大きさ(体長)ではなく太り具合(脂の乗り)だと思います。今回のアジの場合は小型でもプックリと太っているのを使用すると、とっても脂が乗っていてとても美味しかったですよ(*^^)v
魚釣りに良く出かけるオーナー様!今度からは大きさも肝心ですが魚の太り具合も気にしてみられては如何でしょうか?




☆丹後のお魚を素材に料理してみよー!の巻き  アマダイの酒蒸しに挑戦!

 高級ブランド「若狭グジ」といえば、あまり魚の事を知らない方でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?全国的にも有名な若狭グジ。「グジ」とはアマダイのことで京都の料理屋さんなどはグジと呼ぶのが普通だそうです。丹後マリントピアではマリーナから出航し15分ぐらいでこの高級ブランド若狭グジが釣れるのですから行かないわけにはいきません!!
 アマダイは秋の今が産卵期です。普段は砂泥地帯に広く生息しているのですが、産卵をのために一箇所に群れるようになります。数が釣れないアマダイも今だけは沢山釣ることが出来るチャンスのようです。
 
  材料1人分レシピ

 
アマダイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・3切れ

 豆腐・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2切れ
 ほうれん草・・・・・・・・・・・・・・・・4分の1束
 ダシ昆布・・・・・・・・・・・・・・・・・・3分の1枚

 調理酒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々

 お酢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々

 今回はアマダイの酒蒸しに挑戦してみました!蒸料理は蒸し器の使用などがめんどくさいと家庭では敬遠されがちですが、調理時間は案外短くて15分もあれば十分出来ました。
ただ、アマダイは身がとても柔らかく三枚に下ろすのに少々苦戦しましたし、調味料が塩と昆布とお酒だけなので「シンプルなほど味付けが難しい」というのが私の次回への教訓です。
 皆様も是非、挑戦してみてください!!

丹後の高級魚アマダイを釣りました!!

三枚に下ろした後に必ず中骨を抜きましょう

軽く塩をした切り身の下に昆布をひき、豆腐を添えてお皿ごと蒸し器に乗せます。この時にお酒も適量振り掛けます。

蒸し時間は約5分から7分ぐらいで完成です。ほうれん草は茹でておいたのを最後に添えました。
 余談ですが、この若狭の高級ブランドであるアマダイは魚屋さんで見るとその価格にビックリ!!(ましてや都会では)なのですが丹後の魚屋さんではそれなりに相場というのがあります。相場を左右するのは旬であったり、その日の水揚げ量や魚のサイズなど、他にはブランド力といったことなど言い出すときりがないのですが宮津の魚屋さんのアマダイ相場は大体グラム300円切るぐらいが買い時です。それ以上だと魚に対する付加価値が付いていますし、これ以下というのは魚屋さんに聞いてもまずないとの返事でした。(ちなみに京都の錦市場では軽く2倍はしたかな・・・)これから旬を迎える丹後のアマダイ!是非、ご賞味下さい。




☆丹後のお魚を素材に料理してみよー!の巻き  レンコダイの酢締めに挑戦!

 「ヤッター!釣れたぞ鯛だぁー!?」「・・・ちょっと違うよ?なんか色がオレンジだよ」っと意外と釣り物としては人気が無く、真鯛の脇役的なポジションにいるのが今回ご紹介する「レンコダイ」です。美味しく食べれる旬の時期や沢山釣れる時期というのがイマイチ良く判らないのはやっぱり真鯛の脇役だからでしょうか?ですが、お隣の福井県小浜市では「小鯛の笹付け」という名産品があり、それの原料となっているのがこのレンコダイです。小型のレンコダイの半身をそのまま使い、ぱっと見ると真鯛の小鯛?っと勘違いしてしまいそうですが裏面の原料を見ればちゃんとレンコダイと表示してあります。脇役のレンコダイも福井県小浜では地を代表する名産品なのです。
 
 材料数人分レシピ

 レンコダイ・・・・・・・・・・・・・・3匹

 胡瓜・・・・・・・・・・・・・・・・・・2分の1本
 ダシ昆布・・・・・・・・・・・・・・1枚

 お酢・・・・・・・・・・・・・・・・・・200cc
 薄口しょうゆ・・・・・・・・・・・・大さじ2杯
 砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ3杯と2/1
 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々

 アマダイ釣りの外道で釣れたレンコダイをオーナー様から少し分けていただきました。塩焼きや一夜干しでもいいのですが、せっかくだから福井県の名産「小鯛の笹付け」風にしてみようと挑戦してみました。魚を漬けるお酢の調合は今回のでは少しすっぱめでした。もうちょっとお酢を少なくするか、砂糖を多くすれば名産品の味に近づくような気がします…?(~_~;)
料理のポイントは鱗と骨をキレイに取り除くこと、お酢に漬ける時間を好みに合わせ調整することです。

新鮮だととても綺麗な色をしていますね


三枚に下ろした後、食べやすい大きさに切ります分けます

調味料を合わせたタッパーに昆布を間に挟みながら満遍なく身が浸るようにします。

塩もみした胡瓜と使った昆布を刻み、一緒に添えれば完成です
 お酢に漬ける時間がちょっと長すぎたため(一日中)だと思うのですがパサパサしてしまい完成度的にはイマイチでした(~_~;)もう少し甘めにして漬ける時間を4時間ぐらいにすれば丁度良かったように思います。晩御飯のメインディッシュにはなりませんが、おかずの一品として、またはお酒好きの方の肴として美味しく頂けると思いますので、是非、挑戦してみてください。




☆丹後のお魚を素材に料理してみよー!の巻き  真鯛の薄造りに挑戦!

 魚の王様である真鯛の旬といえば春です。「桜鯛」といわれるように桜のように淡いピンク色になる真鯛はこの時期、お腹にも卵を抱えて最高に美味しいとされていますが、だからといって他の時期は不味いのかというと決してそうではありません。これから秋が深まり、だんだん寒くなると真鯛達は越冬のため、バクバク餌を食べるようになりたっぷりと魚体に脂を乗せて冬を乗り切ろうとします。釣り人の間では「秋の荒食い」といってこの時期、真鯛釣りに行くのが定番となっていますし、市場の魚屋さんでずらりと鯛が並ぶのも春に次いで今が一番多いときです。
 
 材料二人分レシピ


  
真鯛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1匹

  万能ネギ・・・・・・・・・・・・・・・・2本
  おろし大根・・・・・・・・・・・・・・・少々

  味付けポン酢・・・・・・・・・・・・適量

 今回、挑戦した真鯛を使った料理は「薄造り」です。サクを薄く切るための重要なポイントは鮮度のいい魚を用意すること、良く切れる包丁を使うことです。
意外と身が柔らかく包丁を入れるときや手で触るときは注意しないと身をぐしゃっと潰してしまい、せっかく薄く切っても食感が台無しになってしまいますので気を付けて下さい。

大きさは30cmぐらいがちょうど二人分ぐらいだと思います。

魚の王様はほとんど捨てる所がありませんので頭と背骨は取っておきましょう。

三枚に下ろし下準備が済んだら一度、冷蔵庫に入れると身が締まり切りやすくなります。

ネギとおろし大根を一緒にポン酢でさっぱりと頂きます。
 薄造りで刺身を頂き、頭とアラは塩焼きで、背骨のガラからはお鍋でダシをとり最後にお茶漬けと、捨てる所がないというのも真鯛が「魚の王様」と言われる由縁ではないかと思います。
これから脂が乗りドンドン美味しくなる真鯛は秋深まるに連れてここ丹後の海で沢山釣れるようになります。是非、真鯛のフルコースをご自宅で堪能してみてください。




☆丹後のお魚を素材に料理してみよー!の巻き  イボダイの一夜干しに挑戦!

 今回のお魚は「イボダイ」です。「・・・イボダイ??」っと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?こんな魚知らないという方へ簡単な説明をしますと写真を見てもらえば分かりますが、卵円形の扁平な魚で、体長は20cmぐらいです。大きくなっても30cmぐらいでエラの上にある黒斑がいぼのように見えることから「イボダイ」と呼ばれています。
丹後地方ではこれを「しず」や「よよし」と呼んでいます。漁獲されるシーズンは9月から12月ごろで、面白いのは漁獲される量が「ある生き物」の発生数によって左右される傾向があります。そのある生き物とは皆様が良くご存知の「エチゼンクラゲ」です。
イボダイはクラゲの傘の下で生活し、外敵から身を守りながら生きていますのでクラゲの多い年には漁獲される量が増えるわけです。
 イボダイを使って挑戦する今回の料理は一夜干しです!・・・ってあんまり料理と言うほどたいそうな物ではないのですが(^_^;)実際にしてみましたのでご覧ください。

材料1人分レシピ



 イボダイ・・・・・・・・・・・・・・2匹


 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
 おろし大根・・・・・・・・・・・・少々





名前のわりにはカワイイ顔をしてませんか?

開きにするので背中から包丁を入れます

開いたら内臓をキレイに洗い流します

水気を取り、両面に塩をします


余分な水分が出てきたらもう一度水洗いをして干します。

魚の大きさや天候にもよりますが魚の表面がほんのり乾いたら完成です。

イボダイの一夜干しの完成〜(^^♪

 前回と引き続き今回のお魚も市場に出回ることが多い魚ではありませんが丹後ではこれから旬を迎えます。見た目以上に美味しい魚ですので魚屋さんで発見されたときは是非、買ってみてください。一夜干しの他にも新鮮な物なら刺身でもいけますし、そのまま塩焼きにしてみても美味しくいただけます。白身で身離れが良く、油も乗っており、知る人ぞ知る美味しい魚です。マリントピアにお越しの際は丹後の魚屋さんで探してみてください。




☆丹後のお魚を素材に料理してみよー!の巻き  アイゴの煮付けに挑戦!

 祝!新連載!!っと言っても何時まで続くか判りませんが・・・(^_^;)このコーナーは丹後で獲れるお魚を使い、家庭で出来る簡単料理をご紹介していこうと思います!
「おっ!これは美味しそうだな」っと思っていただけるような料理を目標にしていきたいと考えています。
 記念すべき第一回目の魚は「アイゴ」です。図鑑などには大体、一番最初に載っている魚なのでご存知の方も多いと思います。このアイゴ、丹後地方の呼び名では「ハラクチ」とか「バリゴ」と呼ばれています。地元の市場や魚屋さんに行くと比較的、安価で丹後では夏終わりのこの時期にちょうど食べごろサイズが出回ります。
料理は煮付けの他にも塩焼きや一夜干しにも向いている魚ですが、注意しなければならないのは背びれに鋭い毒針があります。誤って刺さってしまうとすごく痛いですので料理するときは注意が必要です。

魚屋さんで3匹400円で購入してきました
 材料3人分レシピ

 アイゴ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3匹

 日本酒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・400cc
 みりん・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1と1/2
 しょう油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ4
 砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ4

 生姜(薄切り)・・・・・・・・・・・・・・・・・5枚
 インゲン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3本

料理を始める前に背びれをハサミで切り落としておきます。

ウロコはほとんど無いので頭を落としハラワタを取れば下処理は完成です。

あとは普通の煮魚料理と同じ手順で調理しますが少し甘めに作ると美味しくなります。

お皿に魚を盛り付け、生姜とインゲンを添えればアイゴの煮付けの完成!
 アイゴの煮付けの特徴は独特の苦味というか癖があると言われますがそれが逆に美味しいという意見も沢山あり、丹後の地元の方は好んで食べているようです。僕も個人的には好きな魚の一種です。広く一般的でない魚なので好き嫌いは多少あるかもしれませんが、興味のある方は是非一度、挑戦してみてください。